2012年1月12日木曜日
「Mele O Ke Ke'ena Kalaunu」
はい、今日は一気に、どんどん行きます。(笑)
次は、イオラニ宮殿(写真左)や、Lili'uokalani女王(写真右)
のことを歌った、「Mele O Ke Ke'ena Kalaunu」。
「Mele」は、ハワイ語で「歌」。
「Ke'ena」は、建物や部屋のこと。
そして、「Kalaunu」は、「王冠」。
つまり、イオラニ宮殿のことを指しています。
薔薇でできた、良い香りのレイを身につけた女王。
光り輝くダイヤモンドのレイと絹のドレスをまとい、
女王が愛した、ペルシャ絨毯の上を歩き、ハワイの国旗が翻る。
と、なんとも、ali'i(王族)らしい内容の歌、なんですが、
ここには、Lili'uokalani女王のハワイ王国に対する想い、
ハワイを奪われた王国の魂が込められているそうです。
誇り高きハワイ王国、素晴らしいですね。
そんなLili'uokalani女王。
ハワイ最後の女王として、奮闘した彼女ですが、
1895年の反乱の末、米国によって、イオラニ宮殿に幽閉されます。
そして、反乱で捕らえられた約200人の命と引き換えに、
女王廃位の署名を強制されて、ハワイ王国は滅亡しました。
その時に、滅び行く王国を想い、Lili'uokalani女王が作った曲が、
かの有名な「Aloha Oe(アロハオエ)」ですね。
その後、1898年、ハワイは、アメリカの準州になりました。
ん〜、なんだか切ない。
「Mele O Ke Ke'ena Kalaunu」。
この曲も、Kahikoスタイルと、Auanaスタイルとありますが、
歌う時は、イプへケ(ひょうたんの楽器)でも、パフドラム(太鼓)でもなく、
カラアウと呼ばれる、2本の棒を叩いて歌います。
Lili'uokalani女王の想いを胸に、大切に仕上げていきたいと思います。
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