2012年3月1日木曜日

Nana ka maka


我が家には、いくつかのハワイ語ことわざが貼ってあり
その中のひとつがこれ。

「Nana ka maka, Ho'olohe ka pepeiao, Pa'a ka waha」
(目で見て、耳で聞いて、口は閉じよ)

これは、フラのことわざで、つまり大事なのは
よく見ること、良く聞く(聴く)ことであり、
学んでいる時に口は出さない、と言う教え。

日本人は、レッスンの時、すごくよく質問をする。
いままで、ハワイで、いろんなハラウにお邪魔してきたけど
レッスンの時、質問が多いのは、クプナ(年配の方)くらいかな。
それでも、日本人の方が多いと私は思うけど、、。

ハワイの子達は普段、まず質問なんてしていない。
ただひたすらよく見ている。よく聞いている。
新入りの子でも、質問なんてしていなかった。
ひたすら見て、聞いて、まねをして覚えていた。

そう、ハワイでは、「分からないことは質問しなさい」
という教育ではないらしい。どちらかというと、
「分からないのなら、よく見なさい。よく聞きなさい。自分で覚えなさい。」
という、自己責任重視の教育法。
一見、冷たいようにも思えるけど、それがハワイスタイル。
その人の為には、一番良い教育方法だと私は思う。

私でさえ、クムのレッスンでは、「あなた、何見てるの?」
と、散々おこられた。質問しても、言葉では答えをくれない。
「あなたには何が見えてるの?」と、言われておしまい。
これがここでの学び方だから、あなたもそうしなさい、と。
そして、教えるときは、あなたもそう教えなさいと言われた。

まあ、実際にはそれはかなり難しいと思うけど、
(日本人は、「分からないことは聞け」の教育だから。)
でも、ハワイでは、誰も何も言わないのに、なぜあんなに
みんなきれいに踊りが揃うのか、集中力のすごさ、想いの厚さ、
日本人は何が違うのか、そういうことを伝えることは出来ると思う。

わたしも、まだまだ。がんばらなくては、、。

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