時は流れて いつかまたこの生活に慣れて
そうやって生きていけるんだという事は
どんなに悲しい時にでも頭にあって、
そして本当にそうなってゆく
うろこ雲が北へのびてゆく
飛行機が大きな音をたてて飛んでゆく
私はゆっくり眠気におそわれて
雨上がりの土のにおいを思い出す
テーブルには くじら
ベランダには がじゅまる
バスケットには バナナ
そんなゆっくりした生活
またきっと 誰かを愛しく想ったり
泣いたり 笑ったり 愛し合ったりするんだろう
この一人の生活も 失ったり 戻ってきたりするんだろう
そんな事を思って また少しさびしくなる
つねに流れてゆく 時間と空気が
今の私を生かしてくれている
そのことに感謝しようと思った
2008.01.09
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