2011年12月3日土曜日

南城市のゴミ問題を考える

先日、「南城市のゴミ問題を考える会」というものに行ってきました。

我が家は、八重瀬町と南城市の境にあり、住所は八重瀬町でも、
南城市が計画しているゴミの最終処分場の候補地は、我が家のすぐ裏。

新聞を取っていないので、その計画も今回はじめて知ったし、
どうやら住民説明をちゃんとしていない状態で新聞に載っていたらしく、
そこで形だけ開かれたのが、この会でした。

もちろん、最初は形だけとは思ってなかったし、
市長も来て、ちゃんと説明もして、学ぶことも多いのかな
などと、淡い妄想を抱いていたものの、会が始まってすぐに気づく。

ああ、これじゃ東京電力と政府のやり方と一緒だ。

終いには、「この会は、みなさんの意見交換の為ではなく、
この計画を市民の皆さんにご理解いただく為の会です。」と来た。
辺野古の基地か?高江のヘリパッドか?みたいなことを言っている。
だったら、「南城市のゴミ問題を考える会」ではなく、
「南城市の処分場計画をご理解いただく会」ではないのか?

そこで、チンケな説明にわじわじーした私が、手を挙げて発言したこと。

○まず、島尻地区全域で出たゴミの最終処分場であるのに関わらず、
 なぜ「南城市のゴミ問題」をしてしまっているのか。
 島尻地区全域の市町村で考えるべき問題ではないのか。

○配られた資料に目を通したものの、これでは資料が足りなすぎる。
 本当にしっかり計画していて、ちゃんと住民の理解を得たいのならば、
 処分場の必要性と、メリットだけを掲示したプリント2、3枚ではなく、
 きちんとデメリットも掲示すべきだし、候補地に関しても、
 南城市の一カ所ではなく、島尻地区全域から、数カ所候補に出し、
 各場所の利点、問題点なども全て掲示し、島尻地区全体で考えるべき。
 そして、私たちの税金で賄われる以上、かかる経費、落ちる予算なども、
 細かく掲示すべきではないのか。

○もう一度、資料を作り直し、島尻地区全域で説明会、意見会をして下さい。
 いくら必要なものであっても、納得しかねるものを、納得しかねる場所に
 建てることは、今の説明状況では、反対しかできません。

そんな私の発言に対しての回答は、どの質問、どの意見にも使われていた便利な
「それにつきましては、こちらとしても、もちろん考慮していくつもりです。」
の一言で、終了。もう、ため息しか出ない。

会の終わりもひどいものだった。

質疑応答中、ずっと手を挙げていたおばちゃんがいたのだけど、
彼女はなぜかずっとスルーされていて、時間がないので、と、最後までスルーして
進行役は、そのまま閉会の言葉へ、、。
それを見たおばちゃん、立ち上がって呼びかけるも、マイクの声には勝てず、
閉会の言葉は進み、完全無視。
それを見た別のおばちゃんも、立ち上がって声を出しながら前に進み出たけど、
その声も、マイクにかき消され、そしてもちろん、完全無視。
立ち上がり、声を上げるおばちゃん2人を完全無視したまま会は閉会し、
参加していた男性陣(役所関係か?)は、なぜかそんな状況の中で
閉会の言葉が終わると拍手をして、そそくさと席を立っていった。

異様な風景だった。

そして、私の頭の中に浮かび上がった文字は、「原発」。
後で、おばちゃんに「ずっと手挙げてたのに、なんで喋らせてもらえないの?」
って聞いたら、「都合の悪いことは話されたくないのよ。」と言っていた。
うん、まさしく「原発」。そう思わずにはいられなかった。
そしてこの日は、紛れもなく南城市にがっかりした日となった。

ゴミ問題。
私たちが生活している以上、切っても切りはなせない
大事な問題であるのにも関わらず、なぜかちゃんと考えてる人は少ない。
私もその一人にならないよう、これを機にもっとしっかり取り組んでいこうと
心から思う。できることは、たくさんあるはずだから。

みんなで一緒に、取り組みませんか?まずは、家庭から、、。

0 件のコメント: