311があって、日本中、世界中、いろんな思考があちこち飛び交った。
その中で叫ばれた「絆」と言う言葉。
今だからこそ、こんな時だからこそ、「絆」が大事というけれど、
私はむしろ、どんどん「絆」が崩壊しているように見えてしまう。
絆って何だ??
原発是非や、放射能気にする気にしないで、人々が引き裂かれ、
離婚や、家庭崩壊もおこり、長年の友人と喧嘩し、悲しい想いをする。
そんな人が、さらに福島の人たちの気持ちも考えろと怒られる。
意味が分からないのです。
日本人は、戦後の教育によって、自分の意志を持たないようになってしまった。
右に習え。長いものに巻かれろ。社会だ、平等だ、それらしいことを言って。
でも、それで本当に良いのか?
今の状況は、むしろそれを問いただしてくれているようにも見えます。
今、一番大切なのは何なのか。大事にするべきはなんなのか。
「絆」という言葉の裏に何があるのか。
大人達は、しっかり見極めなければなりません。
誰の意見が正しいとかではなく、守るものの優先順位を間違わないでほしい。
今の世の中が良くなれば、それで良いのですか?
子供達が大人のなった時、どうなっているか考えましたか?
孫や、そのまた孫の時代、世界がどうなっているか考えましたか?
「昔、大人達ががんばってくれたから良い世の中になったんだね。」
と、言われたいか、「誰がこんな風にしたんだ?」と、憎まれたいか、
それは全て、私たち次第。
社会や、世間の目のせいにして、逃げてはいけない。
今の自分たち、ではなく、自分の子孫たちが幸せであるように、、。
本当の「絆」とは、そんな言葉でわざわざ言うようなことではなく、
ただ気付いたら繋がっている家族のような「絆」なんだと思うのです。
私は、今だからこそ難しい、そんな「絆」を探したいと思う。
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